• マクロエンジニアリングはNASAのアポロ計画で開発されました。

 

マクロエンジニアリングとは

エンジニアリングである以上、目的を設定します。

社会を持続可能なものにするのが現在のマクロエンジニアリングの目的です。これは企業のCSRSDGs対応やESG投資とも合致しています。一方、通常の個別の目的設定を行うエンジニアリングとは異にしています。

換言すると、マクロエンジニアリングは要素還元型の部分最適解に対するアンチテーゼでもあります。例えば、地球温暖化問題は地球を熱機関と見做して熱力学的に解決するだけでよいのか? 仮にそうだとすると、例えば、地表の反射率「アルベド」を上げるために亜寒帯で森林を伐採して耕作地に転換した( http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/32142 )方がよいことになります。実際には亜寒帯の森林は成長が遅いので乱伐は好ましくないとされていますし、耕作地の方が温室効果ガスを放出し易いと言われています。一般に環境問題という用語は、温暖化、汚染物質の移流拡散、生物多様性の減少(絶滅種の加速)といった、比較的スケールが大きい地域あるいは地球環境問題の文脈で用いられることが多いようです。

さて、持続可能な社会においては、経済と環境とエネルギーが持続可能であることが必要条件ですが、イノベーションにより、それぞれ省コストと低環境負荷と省エネが将来的に期待されます。この中で環境は人間の周りのモノ(物理、化学、生物、社会、対人関係)すべてを指す非常に広い概念で、「どのようにフレームを設定するか」で解決策が全く異なってきますのでフレームの選択が重要です。例えば、環境問題の中でもゴミ問題や3R(再利用、リサイクル、ゴミ削減)は化学、社会、および対人関係の問題であって、経済的インセンティブのフレームで解決が図られます。

923日のシンポジウムでは、このようにマクロエンジニアリングの観点でフレームを模索する機会とさせていただきたく存じますので、奮ってご参加いただけますようよろしくお願い申し上げます.

日本マクロエンジニアリング学会理事長 角田 晋也

 

年次シンポジウム2017 プログラム 

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レジメ

講演1 日本マクロエンジニアリング学会の立ち上げから国際会議開催まで 新田 義孝 JAMES 顧問

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